署名式:マレ島臨床検査及び生殖医療関連機材整備計画

令和6年3月4日
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 令和6年3月4日、令和5年度草の根・人間の安全保障無償資金協力「マレ島臨床検査及び生殖医療関連機材整備計画」の署名式がNGO団体ソサエティ・フォー・ヘルス・エデュケーション(Society for Health Education)との間で行われ、竹内みどり大使及びイヤーシャ・リーナ代表が贈与契約に署名しました。供与額は10,074,706円。

 モルディブ共和国は遺伝性血液疾患であるサラセミアやG6PD欠損症の発症率が世界的に見て高く、また、近年は生活習慣の変化によってがん患者が急増しています。さらに、政府は家族計画や母子健康等の「性と生殖に関する健康」に関する医療サービスの近代化にも取り組んでおり、基礎的な医療体制の強化が喫緊の課題となっています。
 
 本案件を通して、首都マレ市を拠点に医療サービスを提供する同団体に対して、遺伝性疾患に係る臨床検査機材、そして生殖医療に係る超音波検査機材及び診察備品を整備することで、国民がより効果的な治療を受けることが可能となり、同国の医療環境の向上が期待されます。