ノリヴァランファル島の学校で「日本文化紹介」を実施

令和4年6月5日
1 新聞紙で兜作り
2 中学生クラス
3 豆つかみ競争
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 6月1日、ハー・ダール環礁ノリヴァランファル島で太田専門調査員とジーナ職員が「日本文化紹介」を行いました。ノリヴァランファル島は人口約1800人の地方島であり、2015年度草の根・人間の安全保障無償資金協力(GGP)で日本の支援により、4クラスの学校建設が行われた島でもあります。このイベントには全校生徒・教員、約260名が参加し、大盛況となりました。
 
 モルディブでは、日本産の車・バイク・船舶エンジン用モーターなどの流通により日本の高い技術はよく知られていますが、日本の社会や文化をより一層知ってもらうため、今回のイベントでは日本独特の食事マナー、生徒の自律を促す掃除・給食・日直制度を始めとする学校生活といった普段の日本人の生活を紹介しました。また、この機会にマレ島護岸建設や草の根支援などの日本がこれまでに行ってきた数々のモルディブ支援について実例を交えて紹介しました。中学生は、津波震災の際の相互支援について、非常に熱心に聞き入っている姿が印象的でした。
 
 セッション後半には、低学年は昔遊び(けん玉、だるま落とし、知恵の輪)と兜づくり、高学年は折り鶴、中学生は割り箸を使った豆つかみ競争を行い、生徒だけでなく大人も熱中して、日本の伝統的な遊びや食文化を体験しました。
 
 今回の「日本文化紹介」を通じて、小学生から大人まで幅広い参加により多くの島民が日常生活に役立つような日本の生活や規律、日本によるモルディブ支援を学ぶことができ、日本の社会や文化に親しむ機会を提供することができました。