海外安全対策情報(2020年10月-12月)

令和3年1月7日
1 治安情勢及び一般犯罪の傾向
<傾向>
・ギャング間の抗争が頻発し、負傷者や逮捕者が発生している。
・麻薬の密輸や使用が多発し、逮捕者が増加している。
 
<主な事件>
・10月3日、ガーフアリフ環礁のダアンドホー島でギャング間の抗争があり、若者3名が負傷。
・10月4日、フルマレ近郊の停泊中ボートから麻薬を発見、7名を逮捕。
10月5日
・アッドゥ環礁で大規模な麻薬の取締りが行われ、14名を逮捕。
・フルマレで未成年への性的虐待容疑で2名を逮捕。
・違法薬物の持ち込みにより外国人4名を逮捕。
・覚醒剤の大量所持により男性を逮捕。
・マレ市で建設現場からの転落事故により、1名が負傷。
・10月14日、マレのビーチエリアでバンとオートバイが衝突し、2名が負傷。うち1名は重傷。
10月19日
・マレ市でギャング間の抗争があり、2名が負傷。
・アッドゥ環礁のヒサドゥでギャング間の抗争があり、うち1名を逮捕。1名が重傷。
・フォカイドゥにて、他の外国人に暴行したとして警察が駐在員を逮捕。
・10月21日、ガーフダール環礁のラサファンドホーでギャング間の抗争があり、2名を逮捕。
・10月22日、マレ近郊にて男性が溺死により死亡。
 
・11月3日、30代のモルディブ人女性を誘拐及び虐待したとして30代のモルディブ人男性を逮捕。
・11月4日、ハーダール環礁のクルハッドハフシ市にて、鋭利な物体で男性を暴行したとして別の20代の男性を逮捕。
11月11日
・ティマラフシで壁のメンテナンス作業中に壁が崩壊し、労働者1名が負傷。
・現地当局が宗教過激派によるテロ攻撃の防止に成功し、6名の容疑者を逮捕。
・11月13日、首都マレにて警察官になりすました男性グループがゲストハウスに強盗目的で侵入。犯人の3名はその後警察により逮捕。
・11月20日、バイカラードゥーのビーチにて70代男性の遺体を発見。
・11月24日、マレ市、異なる場所で58歳の外国人男性と18歳の遺体を発見。警察による捜査が行われたが、事件性はなし。
・11月26日、北部の島、3人の子供及びその母親を誘拐し、性的虐待等を行ったとして2名のモルディブ人男性を逮捕。
・11月28日、体内に麻薬を隠し、密輸を行ったとして20代の外国人男性を逮捕。
11月29日
・ダァール環礁、ボートに乗っていた15名が検疫の監視命令を無視し、無断で出国したとして逮捕。
・行方不明になっていた4歳の少年が島のラグーンで死亡しているのを発見。警察が現在捜査中。
・マレ市、マアファヌ区にあるダルマバンサ病院の近くで、スピード違反によるオートバイ事故で乗っていた24歳の女性が死亡。運転手の男性は無免許であった。
 
・12月1日、カーフ環礁にて違法漁船を拘留。
・12月6日、30代の外国人を未成年者への性的暴行容疑で逮捕。
・12月8日、マレ市、警察の捜査により路上の車内で麻薬が発見され、関係者10名を逮捕。
・12月12日、漁船の火災で3名が負傷。
・12月13日、リゾートの発電所にある倉庫内で火災が発生。負傷者無し。
・12月16日、ダアンドホー、3歳の子供がバイクに衝突され重傷。運転手の男性は無免許で、同じく重傷。
・12月19日、フルマレのビーチにて、麻薬捜査犬の活躍により麻薬所持者を逮捕。
・12月23日、カシドー警察署で拘束中の2名が逃走。
12月24日
・カーフ環礁のティラフシ島のラグーンでボート火災が発生し、1人が負傷。
・海に落ちた女性が鮫に襲われ負傷。
・12月27日、外国人男性が違法薬物を所持していたとして税関で逮捕。
 
2 邦人が関与する殺人・強盗等凶悪犯罪の事例
(1)殺人:なし
(2)強盗:なし
(3)強姦:なし

3 テロ・爆弾事件発生状況:なし
 
4 誘拐・脅迫事件発生状況:なし

5 対日感情:概ね良好。

6 日本企業の安全に関する諸問題:なし

7 日本人安全対策のためにとった具体的措置:なし