新型コロナウィルスに関する注意喚起(2)

令和2年2月3日
【ポイント】
●2月3日,ソーリフ大統領は,モルディブ議会の開会演説の中で,1月30日からコロナウィルス感染の疑いがあった3名を隔離・検査した結果,全て「陰性」であった旨述べました。

【本文】
1.
 1)モルディブ人(20歳,男性,1名)が1月29日(水),中国・アモイ市から帰国し,マレ国際空港のサーモグラフィ・カメラによる検査は通過し,マレ市内に滞在中に風邪の症状を訴え,医療機関を訪れた模様です。当該モルディブ人は,過去14日間に中国を訪れ,アモン市では肉市場を訪れ,また,その症状から,1月30日(木)フナドゥ島(マレ島と空港島の間の燃料島)に移動され,コロナウィルスの検査を受けました。
 2)1月31日(金),アーミン保健相は,記者会見で,2名にコロナウィルスの疑いがあり,経過観察しており,過去24時間以内に新たな症状は示していないと公表していました。
 3)2月3日(月),ソーリフ大統領は,モルディブ議会の開会演説の中で,上記3名の検査結果,全員「陰性」であった旨述べました。
 
2. モルディブ政府は,次の対策を行っています。
1) 中国への直行便の中止
2) 空港でのサーモグラフィ・カメラ検査
3) 首都マレ市フルマレ病院に病室(12ベット)用意
4) 首都マレ市ダルマバンサ病院に病室(隔離病棟・4ベット)用意
5) 罹患者が確認された国に渡航・在留するモルディブ人の在留登録の励行
6) 中国・武漢市に滞在中のモルディブ人7名の帰国準備(交渉中)
7) モルディブ保健庁は,SNSのTwitterで,予防や症状を案内し,連絡先コールセンター+960-7377004を紹介しています。
8) モルディブ保健省は,マレ国際空港にヘルプデスクを設置しました。+960-9423131
9) 2月3日以降,当面の間,中国国内に滞在・トランジットをした外国人渡航者のモルディブへの上陸を拒否することを決定しました。
 
3. 日本の厚労省は,「風邪やインフルエンザと同様に、まずは咳エチケットや手洗い等の感染症対策」を紹介しています。
新型コロナウイルスに関するQ&A(日本の厚労省ホームページより)
 
4. 日本の外務省は,中国に関する「感染症危険情報」を更新しました。
【危険度】
●中国湖北省全域:レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(継続)
●上記以外の地域:レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(引き上げ)
 
5.当館からのお願い
 3か月以上滞在される方は,「在留届」の届け出を,ご旅行の方は「たびレジ」登録を,お願いいたします。また,ご近所の方や同僚の方で,まだお済みでない方がいれば,恐縮ですがご案内いただけますよう重ねてお願いいたします。