竹内大使メッセージ

令和4年1月24日
竹内みどり大使
初めまして。令和4年1月9日に第三代目の大使として着任した竹内みどりです。どうぞよろしくお願い申し上げます。1月20日、ソーリフ大統領に信任状を捧呈しました。
 
モルディブは日本と同様、広い海洋に囲まれた島国です。両国とも自由で開かれたインド・太平洋のもたらす平和と繁栄を共有しています。また、日本とモルディブは長年にわたり良好で友好的な二国間関係を構築し、また、国際的な問題に関して協力してきました。私は前任者たちの業績を継承してこの友好的な二国間関係を継続し、更に発展させていくよう微力を尽くす所存です。
 
特に今年は両国の外交関係樹立55周年の節目の年です。ご一緒に大いに盛り上げてまいりましょう。この機会に広く日本の皆様にも、モルディブについて知っていただくことを希望しています。
 
世界中の試練となった、新型コロナの感染が始まって2年が経過しようとしています。ワクチンその他の予防策が実施され、よりよい備えができるようになりましたが、波状的な新株の感染拡大のため、引き続き感染防止への最大限の注意が必要とされています。水際対策のため、両国民が自由に行き来できることはまだかないません。その中にあって知恵を出し、経済・社会活動を確保していく必要があります。私は様々なお立場で日・モルディブ関係強化のために献身されている皆様に対し、心から敬意を表します。
 
当館は、ソーリフ大統領が目指す地方創生に協力し、農業と漁業や小規模ビジネスに焦点をあてた産業の多角化と雇用創出を支援します。環境とエネルギー、気候変動対策及び防災分野において、日本の知見を共有してよりよい国民生活の実現に協力していきたいと存じます。加えてよい統治のための能力強化を継続します。保健衛生や児童・青少年の教育・健康、福利厚生も当国の持続可能な成長にとって重要と考えています。
 
大使館は、今後とも邦人の皆様のお役に立てるよう精進して参ります。何かありましたら、どうぞ気軽にご相談ください。
 
駐モルディブ日本国特命全権大使
竹内みどり